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尾崎かおり不定期ブログ
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追記2
みんなたくさんメッセージありがとう。
被災地の方や、震災経験者の方からも頂きました。
みんないつも拍手からメッセージを入れてくれるけど、
被災地からここを見てる方もいるので、もしも元気が出るようなメッセージだったら下のコメント欄に書き込んでくれると、私だけじゃなくてみんなが見られます。
励ましあって乗り切れますように。
今日も無事を祈ってます。



大変な災害が起こってしまいました。
みなさん無事ですか!? 
今の所私の住んでいる地域に大きな被害はありません。
攻略本にも書きましたが、いつもメトセラを描き終わるまで、
地震や戦争や怖いことが起こりませんようにって祈ってました。
それでつい数日前に「これで大地震でも起きない限りは、
最終巻が無事出せるね」って担当さんと笑っていた所なのに…
編集部も無事みたいですが、テレビをつけると目を覆いたくなるような被害状況で、
仕事が手につきません…。どうしよう…。
だって…こんな時にどんな気持ちで仕事すればいいのか…
みんなの無事を願ってます。

追記
13日に日付が変わりまして現在
私の住んでいる所は震度3程度の揺れが時々あるものの、
今の所生活に支障はありません。海なし県なので津波も大丈夫です。
でも最終回を描こうとしたその日にこんなことになるなんて・・・。
テレビで伝えられる惨状があまりにショック過ぎて、
こんな時に漫画なんか描いて何になるんだというような気分になってしまって、
昨日は一日ペンを握れずにいました。
今できることをやると言っても、自分の好きなことしているだけじゃないか、と
なんだかもう自分のマンガが紙くずみたいに思えて…。

でも被災地の方々からもメールやメッセージを頂き
「メトセラ読み終えるまでは死ねません」
「読めるのを心待ちに頑張るので、続きを描いて下さい」と逆に励まされました。
こんな時に私のことを思い出してくれること、
被災地域にいるのに、私のことまで気遣ってくれること
どうしてそんなことができるのか。
私は何にも被害に遭っていないのに、うろたえ過ぎて恥ずかしいです。
こんな中でも続きを描くことにちょっとは価値があるのかなって思えました。
気持ちは落ち着きませんが、少しでも原稿を進めるようにします。
だからとにかくみんな無事でいて下さい。
無事で、生きて、
絶対みんな一緒にゴールで会おうね。

被災地からメッセージくれた方々本当にありがとう。
こんな時でもオタクパワー!
みんな!今夜もヤシマ作戦(節電)だよ!

拍手[93回]

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私にとって構図と言うのは「重さ」のバランスを取ることに似ています。
バランス良くモビールを吊るすような感覚です。
モビールって左右対称じゃつまらないでしょ。
でもバランスが釣り合ってないと崩れちゃう・・・。

例えば1巻の絵は、
左に傾こうとする「1」のラインに「2」のレインを吊るしているのです。
「2」は「1」の勢いを殺すように、「1」のラインにかぶせます。
そうすると今度は「2」が重過ぎて構図が右に雪崩しそうになるから
「2」の勢いを「3」の線で止めて、そこに「4」を吊るして重心を取ってます。
構図は末広がりの方が落ち着くのでオレンジの線を「ハの字」に入れて支えにしてます。
他にも色々細かい所でバランスを取ってます。


5巻の構図は二つの「S」の字が向かい合っているような構図です。
やっぱり落ち着くように下にハの字の台座があります。


色にも重さがあって、暗い色や濃い色は重く感じ、淡い色は軽く感じます。
6巻の構図はレインが大きくて左に重心があるので。
高めの位置にバイクを描いたり、地面に影を描いて、
右上を重くして左右のバランスを取っているつもり。
表紙だけじゃなくて本編も、
コマ単位、ページ単位でもバランスを意識して描いています。


これは私の好きな伊藤若冲という人の絵ですが、右下にしゅっと線が引いてあります。
鶴が全体的に左に寄っていて、足下が華奢な絵なので、この線は地面を表しながらも、つっぱり棒のように、重心が傾かないよう画面を支えているんだと思います。
鶴の頭の散らばり方も絶妙ですね。。。
私は構図が綺麗にまとまっている絵や、
構成が見事なストーリというのが好きみたいです。

そんなこんなで苦手なカラーなんとか描き終わりました!
今日から最終回を描き始めます。
丸一ヶ月かかりそう
元気玉お願いします!

拍手[38回]

うわぁあん!!!すんごい拍手の数!!!
そしていっぱいいっぱいメッセージありがとう!!!
読み切れないくらい沢山届いてたよ…私は本当にしあわせものです。
前は一人で誰も居ない海を進んでるような気分でマンガを描いていたけど、
いつの間にか大きな船になって、今はみんなで乗ってるみたい。
みんな5月まで待つって言ってくれて良かった。
一緒に行こうね!
気づいた人居るかわかんないけど、今ユカたちが居る所は、
5巻でユカがレインを連れて行きたいって言ってた海なんです。
最後まで頑張ります!

いつもこの時期に「ぱふ」という雑誌で
昨年おもしろかったマンガの読者投稿ランキングが発表される
「まんがベストテン号」が出ます。
その中の「まんが家大アンケート」というのに毎年回答しています。
私のアンケート記事はほんのちょっとですが、
他にも沢山のマンガ家さんのアンケートやインタビューがあって面白いですよ。
読者投稿ページ見てたらメトセラのことが載ってたv
投稿してくれた方ありがとうございます。
ぱふさんにはメトセラ連載始まった頃にインタビューしてもらった思い出が…///

最終回を描く前に、先にコミックス用のカラー絵をやってます。
表紙の絵って本当に本当に苦手で毎回超絶悪戦苦闘!!! ><;
シチュエーションが完全に自由で何を描いてもいいイラストなら出来るんですが、
入れなきゃいけないキャラや、キャラの服装カラーが決まっているし
しかもいかにも表紙っぽい派手な構図というのがどうしても恥ずかしくて…。
ストーリーに関係ない一枚絵って、キャラを呼び出して宣伝用のスチール写真撮ってるような気分なんですが、
レインやユカは、カメラ向けてもポーズ取るようなタイプじゃないから、なんか描いてて変なんですよ・・・TT
マチカとかユーリとか、元気のいいキャラは躍動感のある元気なポーズでも違和感ないんですが。
長年描いているとキャラの性格によってそれぞれ立ち方も違う気がします。
レインはいつも無防備な仁王立ち。
ユーリは片方の足に体重がかかってて、体の正面で相手と向き合わない感じ。
爺様やマチカは足にぎゅっと力がこもってて、いつでも走り出せそう。
ユカは体重を感じさせない幽霊のよう。


これが終わったら最終回に取りかかります。

拍手[63回]

本日WEBウイングス更新日です!
http://www.shinshokan.com/webwings/

残りいよいよあと一話となりました!!!!
ギャーヒィー
そして、掲載ページにも書いてあると思うんですが、
最終回だけはどうしても紙の本で読んで欲しくて
わがままを言って、単行本描き下ろし掲載にさせて頂くことになりました。
でも全速力で準備しても単行本が出せるのは5月になるとのことで(遠っ
またしばらくお待たせしてしまうことにはなるんですが…
連載を追いかけてくれていた人も、単行本派の人も
5月の最終巻発売日に、全員一緒にゴールしたいと思ってます。
最後のわがままを許して下さい。

ということで、単行本作業とモノクロ原稿と同時にやっつけなきゃいけなくて
てんやわんやですが、最後までがんばりますので引き続き応援して下さい。
最終回って言っても、まだまだ残り50ページ以上もあるんだよ!
個人的にはあんまり見たことない終わり方だと思う。
最終巻はたぶん東方死神並に分厚いです。

発売日までブログの更新は続行致します。
がんばれがんばれ><

拍手[155回]

最近送ってもらったメールが届かない事例が何件か発生しています。
ファンメールには基本的にお返事を出せませんが。
仕事関係には返信していますので、
万が一送ったのに返信がないという方は、お手数ですが再送して下さい。
お仕事のご依頼の場合はその旨分りやすくタイトルに書いて下さい。
(但し広告依頼、アンケートなどは受けかねますのでお返事してません)


その4 ペン入れ
ここまで来ると本当に「作業」という感じで、
テレビ見ながらでも、人と喋りながらでもできます。
穴から出て来て、人間の生活に戻る感じ。
インクはどんどん蒸発して粘度が変わって行くので、必ず新品を使います。
インクはカイメイ・ドローイングゾルK。
ペン先はゼブラのGと丸。原稿用紙はIC。

その5 仕上げ
消しゴムとバッテンのついてるところのベタはお手伝いをお願いして、
トーンは自分で2~3日で一気に貼ります。
ネームの時にイメージは出来てるので、
トーンの指定や下書きはしないで即興でどんどん貼って行きます。
作画に関してはアナログにこだわりがあるわけでもないので、デジタル導入してもいいんですが、スキャンが面倒なのとPC仕事は目が疲れるのでなんとなく腰が重く…
しかしトーン代が痛い今日この頃。
最終日は大概徹夜です。

何はともあれ、こんな感じで毎回仕上げています。
基本的にとても地味で孤独な作業です。
たまにテレビに出て来る売れっ子漫画家の仕事場とか
オシャレでスタッフがいっぱい居てスタジオぽくて、なんか別世界みたいです…。
この絵が超リアルな私の現実だよ


来週はWEBウイングス更新です。
更新されると今載っている分は読めなくなっちゃうので、今のうちに復習しておいて下さい。

拍手[43回]

その4 下描き

画像の原稿が昔のものばかりですいません。
ネームが終わったら、ここからはまた頭を使った作業です。
下書きはまずコマを割ってふき出しから描きます。地味だけど大事なとこです。
その後テケトーにパースを取って、原稿全体のアタリを入れていきます。

私は下書きにHB鉛筆をよく使います。
細かい所はシャープペンも使いますが、シャープペンで紙が掘れてしまうのが嫌なので。
レイアウトは読む人の視線がなるべく画面全体を巡るようしてます。
赤線が読む人の視線予想図。

一コマ目の左下に猫がいるのは、
そのまま左にスルーしそうな視線が一回下に下がるように入れてみたけど効果があるかは不明....。
ひとつのコマをどのくらい時間をかけて読むかは読者によって違うと思いますが
この赤線が次のポイントに着くまでの長さを調節することによって
読む人の時間感覚をコントロールしようとしてます。
例えば細かいコマ割りが続けば当然視線の移動距離は短くなるので、時間の短いカット割がパパパっと続いてるような感じになり、
大ゴマでたっぷり背景を書き込むとカメラの長回しのように時間がゆっくりしみじみと流れます。
細かいコマが続くアクションの中に、集中線のない大ゴマが入ると
スローモーションやストップモーションのような効果が出ます。

アクション映画で必殺技の所がスローになる感じです。
マンガは動かないものですが、自分では動画になって見えているので、何とか読む人にも動きを感じて欲しいのです。


私がWEB連載で一番変わってしまうと感じるのは、この時間感覚です。
右めくりの本は自分で読み進めながら右から左へまさに「進んで」行く感覚があります。
でもPC画面などで見てしまうと、見開き全体が紙芝居のような一枚絵として目に入って来るので、せっかく計算したテンポが無意味になってしまう気がするんです。。
これは「本」でマンガを読み慣れている私の感覚かもしれませんが…。
音楽などのデータはDL販売という形になっても耳に入って来る音そのものに遜色はありません。
個人的には小説などもデータ販売に移行しても感じ方にそれほど変化がないと思います。
でもマンガは紙の本であるべき理由が色々あると思うんですよね…。
便利だから、コストがかからないから、という理由でどんどん電子化が進んで行くと
自分が作ってたコマ割りのテンポは、通用しなくなってしまうのかもしれないです…TT

拍手[49回]

みんなBBSとかコメントだと投稿ないのに、
拍手からだとめっちゃメッセージ入れてくれる・・・
照れ屋さん・・・なのか
毎日ブログを開けると、みんなからのメッセージがあってしあわせです。
ありがとうございます。

その3 ネーム ピークエクスペリエンス

電球ボックスのメモがネームになった所。

ネームは降霊術に近いものがあります(爆
カーテンを閉め切って、留守電にして、鍵をかけて
ヘッドフォンをガンガンにして、電気も消して、スタンドだけ点けて、
いつもネームはそうやって描きます。
その状態でひたすら何かが降りて来るのを待ちます。
担当さんと私は「マンガの神様」と呼んでます。
ネタが充分溜っていても、あらすじが全部決まっていても
それが来ないと、どうしても描けないのです。
浜辺でじーっと津波が来るのを待つ感じにも近いです。
どんなに待っても波が起きない時もあるし、小波で終わるときも多いし、
締め切りに間に合うように来てくれるとも限りません。

しかしひとたびビックウェーブがやって来たら、
私は目の前で起こっていることを必死で書き写すだけの書記係です。
自分でも「次どうなるの!?」と思いながら、
絵を描いていると間に合わないからコマだけ割って行くんだけど、
そこにどんな構図で絵が入るのか、描いてなくても全部見える。
あれが伏線になって、ここに繋がるのか!! と、
最初から全部決まっているとしか思えないような
自分でもびっくりするようなことが次々起こります。
その間周りの音は何も聞こえないし、眠ろうとしてもすぐ目が覚めて、
ドキドキしてご飯もあまり食べられない。
カーテンの隙間から見える外の世界が遠くて、
自分の部屋ごと違う世界に飛んで行ってしまったみたい。

昔からそんなネームの描き方だったわけではなくて、
メトセラを描くうちにだんだんそうなって行きました。
もちろんそんな神懸かり的なことが毎回起こるわけじゃなくて、
今でも大津波は年に一回もあればいい方です。
そこに上り詰めるまで本当に苦労します。

でも最後の3話分を描いている時は更に不思議なことが起こりました。
みんな普段「自分」の中身には自分が100パーセントつまってるでしょ?
でもその時は自分の中が津波で一杯になって、
自分が消えて、ただの入れ物になったみたいでした。
普段くだらないことで悩んだりしてる私はゴミみたいに小さくなって消えて、
かろうじて残った意識は、見えているものをただ描きとめるだけで、
本当にその場に居るみたいに、風も感じるし、声も聞こえて、
太陽がどっちに出てて、肌に光が当たってるのとかも感じる。
目の前で物語がうねり、絡まり、引きちぎれそうになりながら
全速力で走って行くのを夢中で追いかける。
そんな感じが何日も何日も続きました。
この気持ちが一生消えなければいいのにと思う程しあわせでした。
じんじんがんがん、体中に響いて、紙は涙でべそべそになりました、
メトセラを描いていて一番しあわせでした。

拍手[63回]

いよいよ締め切りが近づいて来たら、箱の中身をひっくり返します。
そしてあらかじめ決めたあらすじに沿って使えるアイディアを選別します。
選別したエピソードをどういう順番で並べて一話分にしようか、
エピソードを繋げるのに、どんな展開や伏線が必要か考えます。
この段階が自分にとって「構成」です。
ほとんど頭の中だけで作業しますが、
ページ配分などを考え、全体の構成をごく簡単にメモすることもあります。

私はよく自分だけに分かるスゴロクみたいな図を書いています。
残念ながらこの時点でパズルのピースが足りていないと感じた時は、
またピース集めに戻ります。

これでいける!と判断したら、いよいよネームに突入します。
私は描き上がったネームを後から修正したり、
前後を入れ替えたりといったことが出来なくて、いつも一発勝負なのです。
だからレースのスタートラインにいるような、
即興演奏を始めるようなドキドキした気分です。
ここでスタートするのに数日を要することもよくあります。
とても勇気のいる瞬間です。

マンガの神様が降りて来ることを祈ってーー・・・

つづく

拍手[25回]

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「神様がうそをつく。」&「メテオ・メトセラ」全11巻発売中です。※公式Twitter、FBはありません。メッセージがありましたらブログの拍手からどうぞ。 I don't have any accounts on FB and twitter. My name is common in Japan. Please don't trouble someone whose the first and last names are the same as mine. If you have a message for me please click a clap button and send it. Thank you.
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