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尾崎かおりブログ
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アフタヌーン発売中!
今月は楽しいデート回ですよ♪
コミックス一巻も元気に発売中です!
SNSなどでオススメしてくれた皆さん、ありがとうございます!
とってもとっても応援になります!
動画ぜひ使ってくださいね。



先日は私のたっての願いで、講談社内を社会見学をしてきました。
25年も漫画家をしていますが、漫画家というのは基本的に担当さんとのやりとりがほとんどで、出版社の他の社員さんと直接関わることがあまりありません。
本当は自分の漫画が本になって流通するまで、たくさんの人が関わってくれているはずなのに、私はその人たちの顔を見たこともお礼を言ったこともない、ということが長年気にかかっていました。
17歳で漫画家になってしまったので、就職したこともなく、社会の仕組みとか、会社員の生活というのをちゃんと知らないのも大きなコンプレックスだったのです。




そんなわけでまずは編集部に突入。
アフタヌーン他、青年誌の複数の編集部があるフロア。人が居ません…w
みんなサボっているわけではなくて、きっと外回りで頑張っている…はず。
編集長がポツンと作業していらっしゃいました。
お昼にチャイムがなるので、学校の職員室のよう。
四季賞の応募作が入ってる大切な箱!

ロビーは吹き抜けになっていて、会社の中にジャングルがあります。
さすが大きな会社ですねー。
受付横のモニターで金のひつじの宣伝動画が流れてて照れ臭かった。
ビートたけしが殴り込まないように、ちゃんと警備員さんがいますよ。

講談社は旧館と新館があって、旧館はとってもレトロな雰囲気。幽霊が出るという噂があります。
編集部はみんな新館にあって、旧館は事業、販売部、メディアライツ、国際ライツなどがありました。
コミックスの紙を決めてくれたり、営業や宣伝してくれたり、海外版や、アニメ化の窓口になったりしてくれているところです。ありがとうございます。

あとは講談社の隣にある製版所にもお邪魔して、お仕事を拝見しました。
昔は原稿に直接写植をノリで貼っていたのですが、今はズラーッと並べたパソコンの前に座った人たちが、編集さんからのフォント指定を参考に、一生懸命吹き出しにセリフを入力していました。
ここで印刷用のデータが完成するのですね。


私は何事も納得しないと先に進みたくないという性格でして、
例えば小学校の頃、「7-□=3」みたいな式ありましたけど、中学になったら突然□がxとかyにななりますよね。なんの説明もなく。
それがなぜなのか、何の頭文字なのか分かんなくて、先生も誰も教えてくれないので、勉強やめちゃったり、
「チャコの海岸物語」の歌詞に出てくるチャコとは誰なんだ、なんで2番は唐突にミーコになるんだ、間に何があったんだ、とか悩んだり、
子供の頃から「そういうものなんだ」と流せないタイプで。
そういえば着付けの教室に行った時も「なんで女の人の着物だけおはしょりがあるんですか?」と聞いたら、先生がびっくりして「まあ! そんなこと今まで考えたこともなかったわ、そんなこと聞いたのあなたが初めてよ!」と言われました…。emoji


そんなわけで講談社見学では、各部署の方に「あれはなんですか?」「これは何をしてるんですか」と色んなこと聞きまくってお仕事の邪魔をしてきました。
まだわからないこともいっぱいあるけど、
今まで担当さんから先のことはモヤモヤ〜としててよく分かってなかったのが、
あの人があの部屋で、あの椅子に座って、写植を入れてくれて、あの人が予告を作ってくれて、あの人が紙を選んでくれて、あの人が営業してくれてるんだって、顔を浮かべて漫画が描けます。
皆さんに直接挨拶とお礼ができて、とっても満足しました。
お付き合いいただいた皆さん、本当にどうもありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。


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