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尾崎かおりブログ
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IF
LINEマンガで5月23日まで「メテオ・メトセラ」一巻、無料で読めます



もしも漫画家になってなかったら、写真とか文章とか、別のもので出力してただろうな。

「漫画でなくてもよかった」って感覚はずっとあります。

もし表現したり創造する能力自体がなかったら、たぶん動物の世話をする仕事に就いたと思う。

もし自分の能力や才能一切関係なく、なりたいものになれる(才能もついて来る)なら、音楽家か、格闘家か、天文物理学者か、ストリッパーになりたい。

3人目。イケメン系…。

未だに右向きの顔を描くときは裏から描いてトレスしないと上手くできない。
九九の後半になったらひっくり返して確かめてしまうのに似てる。いや似てないか。

絵を描く人は知ってることですが、利き手の方を向いてる顔(右利きなら向かって右向きの顔)は描きにくいのです。
なので紙の裏側に、描きやすい左向きを描いて、それをトレス台で透かせて、表側からなぞり、右向きにしたりするのです。
日本の漫画は右から左に読み進むので、流れ的にも左向きの顔が多くなるのが普通ですが、色んな漫画を観察すると、たまに右向きが多い&上手い漫画があります。
そういう作家さんは、実は左利きだったりします。

情けない延期のお知らせをしてしまったにも関わらず、「楽しみにしてます」のメッセージ沢山ありがとうございました!

全力準備中です!emoji

拍手[32回]

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追記 2017年5月10日(水)〜2017年5月23日(火)
LINEマンガにて、メテオ・メトセラ1巻無料キャンペーン中です。
この機会にぜひお友達にも勧めて下さいemoji

さすがに今見ると、最初の方は古い感じがするけど…、
最後まで読んだら絶対後悔させませんよっ!



「月刊スピリッツ」5月号にカラーイラストとミニインタビュー掲載中です。

ところでスピリッツに「6月新連載開始予定」と載ってますが…、
どうやらもう少し先に伸びてしまいそうです…。
大変申し訳ないです。
一生懸命準備してますので、今しばらくお待ち下さいませ!

あ、新連載は「アフタヌーン」でやります。
スピリッツではないですよ。

描くのは遅くないはずなんだけど…(漫勉見てたら私は普通くらいだと思った)
体力がなさ過ぎて…。
そのかわり、今度は2巻以上の漫画になりますので!

がんばります!


近況と言えば…
きゃりーぱみゅぱみゅのライブに行きました。
やっと見れた!好きなのです(*´~`*)(意外と言われる)

アートワークや、音楽が好きなのももちろん、
意味とか考えないで、ただ一生懸命部活やってる子のようなきらめきが好きです。
きっとAKBとかアイドルのファンも、一心不乱にがんばる姿に惹かれているんじゃなかろうか。
私は「部活なんか必死でやって何の意味があるんだ」とか思って、全然まじめにやらなかったので、そういうタイプはアイドルにはなれないw
意味とか先のこととか考える前に、今をひたむきに生きてる子の素直さは、私にはまぶしいばかりです!

それにしても、原宿系はもはやサブカルでも何でもなくなってしまったな…。


一人ずつキャラ紹介するよと言ったのを忘れて、前回は人魚王子の真鳥を載せてしまいました。
2人目をご紹介ー。
男の子です。

拍手[30回]



3/27頃発売「月刊スピリッツ」5月号 の
「非日常な彼女」というコーナーに、イラストを寄稿しました。
久々に艶子さんを描きました。
雑誌内に1ページのインタビュー記事もあります。
良かったらご覧下さいませ。


(つづき)
漫画の表情というのも不思議なものですよね。
怒ると眉毛が吊り上がって、悲しい時はハの字に、
笑うと口は半月の形に描かれています。
でも実際、人間の眉毛は怒ってもそんなに動いてないんですよね。
私はこれも主観的な感覚を絵で表したものなんだと思います。
怒っている時、私たちは眉間にぎゅっと力が入り、眉がつり上がっているような「感覚」があります。
悲しい時は、ぐっと奥歯に力が入り、自分の口角が下がっているような「感覚」があります。
実用的なことはpixivの表情講座で描きましたが、


わなわなしている時、人間の口が実際こんなに波打つわけではありませんが、震えているような「感覚」がありますよね。
マンガの表情というのはこの「感覚」を絵にしたものなのです。
怒っている「他人」の表情をリアルに描いているのではなく、主観的な「自分の感覚」を絵にしているため、読者はそれが自分の感情であるかのように、より共感するんです。

個人的に良く覚えているのは、映画「風の谷のナウシカ」で、ナウシカがお父さんを殺されて激怒するシーン、
髮の毛がぶわっと膨らんで逆立つんですが、実際怒って髮が立つことはないにも関わらず、その時のナウシカの気持ちが伝わって来ますよね。
怒髪天を衝くなんて言葉があるくらいですから、みんなに共通する身体感覚なのだと思います。
マンガには(特に日本の漫画には)そんな風に、読んでる人とキャラクターが一体化する仕掛けが数えきれない程あるのです。





趣味で長年写真を撮っているのですが、
「今まで写真集を出版したことがありますか」とのご質問を頂きました。
いつか写真でも何か出来たらいいな、と考えることはありますが、
今の所素人の趣味ですので、今までもこれからも予定はありません。

*写真ブログは漫画とは関係ない個人としてやっているので、入り口をちょっとだけ隠してあります。

拍手[25回]




今度の漫画は主人公が4人居ます。
一人ずつ載っけて行こうかな。

漫画の絵ってふしぎですよね。
目が大きくて、鼻はゴマ粒みたいに小さく描かれていても、なぜか違和感を感じずに読んでしまいます。
私は、このデフォルメの比率というのは、人が人に向けている意識の大きさの現れなんじゃないかと思っています。
やっぱり目というのは感情を読み取るために重要な部分であるので、他人を見るとき私たちは「目」にかなり意識が向いてますよね。
漫画の絵の中では、普段意識を向けている部分が、大きく主張して描かれているんだと思うのです。
逆にそんなに他人の「鼻」って意識しないですよね。
だから絵の上でゴマ粒くらいに描かれてても、普段「鼻」に向けてる意識がそんなに大きくないので違和感がないんじゃないでしょうか。

これは昔読んだ「マンガ学」(絶版ですがすごい本です)という本の受け売りなんですが、特定の誰かをモデルにリアルに描かれた肖像画というのは、その絵のモデルになった人以外が見たら「他人」と感じますよね。
でもシンプルにデフォルメされた顔…目が二つ、口がひとつある、スマイルマークemojiとか、こんな顔文字→(・∀・)だったら、世界の誰にでもあてはまりますよね。
要するにデフォルメされた顔の方が「これは自分である」と感情移入しやすいのです。

実写映画を見ている時、私たちは「他人」の人生を見ている感覚で、どこか客観的です。
でも漫画やゲームってもっともっと、主人公が「自分」って感じがしませんか?
自分が主人公になっているような、主人公と一体になってその世界を体験しているような感覚がありませんか?
それはキャラクターがより親しみやすくデフォルメされているからだと思うんです。
漫画の実写化が批判されるのは、作品の善し悪しもあるけれども、今まで自分と一体のような親しみを感じてキャラクターを、現実の人間が演じることで、突然自分と分離してしまった「他人」のように感じるからではないでしょうか。
みんなが「キャスティングが合ってない!」と文句を言うのは当然なんです。
だって今までは主人公は自分を投影した、大切な自分の一部だったんですから。

そうやって「自分のもの」にできること、
自分が主人公になれる所が、漫画の素敵な所だなあと思います。

この話、たぶんつづく…。



相変らず取材であちこちぶらついてます。
ご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました。



拍手[52回]



今月は色々な所に取材に行ってきました。
別に格闘マンガ描くわけじゃないんだけど…。
お邪魔させて頂いた取材先の皆様、ありがとうございました!

「不幸な人の方が面白いものを創れる。
幸せになると創るものがつまらなくなる。」

というのをどこかで読んで、そういえば私も10年くらい前はそう思っていたな、と突然思い出しました。
思い出したということは、今全然そう思ってないってことなんだけど…。
メトセラを描いてた20代の頃は、他のことを全て後回しにして、犠牲にして、
このマンガがちゃんと描けたら死んでもいいし、ちゃんと描けなかったら死んでやるみたいな、
大袈裟じゃなくて、全てを賭けてやってました。
好きな桜もひと目も見れない、
締め切りの度徹夜して、30時間とかぶっ通しで描いて、家事も出来なくて、部屋が荒れ放題で、
毎日毎日メトセラのことばっかり考えて、
今月こそもう描けないかもしれないって不安でのたうちまわって、

編集さんは私の苦労を肯定しようとして「それだけ苦労したからいいものが描けたんですよ」って言ってくれて、
読者の人も「命削ってるからすごいんですね」みたいに言ってくれて、嬉しかったんですけど、
私はそれを「面白いものを描くには苦しみ続けなくてはいけないんだ」と、受け取ってしまってました。
どんどん「他のことに浮気したら漫画の神様に見捨てられる」
「命がけでやらないと人は見てくれない」と思い込んで行きました。
だから13年の連載は辛くて辛くて仕方なかったです。

苦労や努力をしないと成功は得られない、という概念は
もしかしたら、とても苦労した末に成功した人が、自分の苦労を肯定したくて、
もしかしたら、身を粉にして育ててくれた親御さんの苦労を肯定したくて、
そして今やっぱり苦しんでる人たちが、この苦労は成功に向かってるんだと信じるために、自分を励ますために、苦労しないと成功はできないと自分に言い聞かせているのかも。
本当は苦労や不幸を義務化する必要なんてなくて、
楽して幸せそうな人だっているし(それは別に悪いことじゃない)、
苦労しても報われない不幸もある。

ひとつのことに全てを賭けて挑むという経験はすごく幸せなことでもあったし、
(言う程いっぱい描いてないですが)
20代でやっておいてよかったなと、後悔はまったくないけど、
だんだん体力もなくなって来て、これからも漫画を描いて行くには、今までのような描き方ではもう無理だと思います。
人生は思ったよりずっと長いことに気づいて、これは短距離走ではないんだなと。
できるだけ楽に自然に描くにはどうしたらいいのか模索しています。
そしてやっと最近ちょっと、マンガ描くの楽しい!!(23年かかった)
色々こだわって握りしめていたものを手放して、これからタガが外れたように楽しくなって行くといいなあ!

来年は連載を始めて、できれば年内にコミックスを出すことを目標に頑張ります。
前述のようにすごく描き溜めないといけないので、始まるのは来年後半かもしれませんが…。
その代わり今度は少し長めの連載をしたいです。
忘れられないように、時々進行状況お知らせしますね。

取材先のジムに居たくぅちゃん。


ではみなさんよいお年を。
今年もありがとう。emoji

拍手[69回]

意味なし昔の落書き

広告が出てしまった。何か書かねば。
今年は読み切り一本しかやってないのに、もう冬がやって来ちゃったよ。
一応今来年の新連載の準備をしているのですが、相変らず一人でのろのろ作画しているので、月刊連載するにはすごーくすごーく描き溜めないと間に合わないということで、発表はずいぶん先になりそうです…。
はやくお知らせしたいなあ。がんばります。

一人で何もかやっていると、苦手なものとか描きたくないものも色々あります。
絵を描く人なら分かってくれるかもだけど、特に曲線や楕円にパースがかかっているものはとても難しいので、時にはアシさんに投げたいなあと思うこともあります。
例えば…

描くのが嫌なもの
その1.....テーブルの上に置いた食器
テーブルのパースに合わせた楕円を描くのが難しい。

その2.....瓦屋根
一個一個カーブしてて嫌な形。
天守閣とか屋根自体反りがあってカーブしている場合は更に死ねる。

その3.......車
流線型にパースがかかってる上に円柱型のタイヤが4個。
人物との大きさ比も面倒。
車好きな人は得意そうだけどそもそも興味がない。

その4.......楽器
曲線が多い上に、フレット数や鍵盤の並びなど決まりが多い。
一生描きたくないのはホルン。何あのぐねぐね。狂気を感じる。

その他、螺旋階段、日本刀、自転車、バイク…etc
東京タワー、スカイツリー、国会議事堂あたりも出来れば一生描きたくない。
線が多い、定規を使わないと描けないものも嫌いです。

逆に得意なのは自然物。大きさも形も決まりがないので、パースを気にしなくて良いのです。
布や髮の毛なんかも、自分が美しいと思う形に自由にカーブを描けるので、割と好きです。
要するに人工物のようにルールがあって、その通りに描かなきゃならないというものが苦手です。

苦手と言いながらいつも出て来てしまう、楽器。
新連載をする時はなるべく今までに描いたものとは雰囲気を変えようとは思うのですが、
どうしても手癖があって、無意識に何度も使ってしまうモチーフもあります。

他によく出て来るのは

猫、雨、雪、海、売春婦、転校生、花、母子or父子家庭、ロンゲ男子

このあたりは繰り返し繰り返し描いてしまう。

よく描くエピソードとしては、
「女性キャラは好きな人に手料理を食わそうとする(たとえ料理下手でも)」
それが愛だと思ってるみたい。
対して男キャラは
「愛する人に花を贈る」人が多い。
純朴ですね。

そんなこんなで、一応仕事はコツコツしています〜。

拍手[65回]

追記
「ラブレター」のアフタヌーン掲載期間終わりましたが、
電子書籍ならまだ読めると思いますので、ぜひどうぞ! フラジャイルが表紙の2016年9月号です。


アフタヌーンの読者アンケート、すごく良かったと担当さんが教えてくれました。
わざわざ出してくれた皆さん、感想お寄せ下さったみなさん、ほんとうにありがとうございました!

月刊アフタヌーン2016年9月号に新作読み切りラブレター掲載中です!

題材が題材だけに色々言われたりするのかなあと覚悟してたんですが、
みんなすごくすごく素直に受け取ってくれてびっくりしました。

でも、絶対分かってもらえないはずない、とも思ってました。

ありがとう。

雑誌の次号が出ちゃっても電子書籍版のアフタヌーンはまだ読めると思うので、是非見て下さい。
神うそもまた重版されましたので、ぜひよろしくお願い致します。
次回作もがんばって準備中。。。。

そして、例の日なのでpixiv更新しましたよ→


思い出してくれてありがとう!


拍手[68回]

というわけで7月25日発売の「月刊アフタヌーン」にて
新作読み切り「ラブレター」が掲載されます。

個人的に問題作な気がする…。
編集会議でも激しく賛否両論だったんだってw
ザワザワw
でも載せることに決めてくれた編集部に感謝します。emoji

短編は今後単行本になるかもわからないし、本になるとしても何年も先だと思うので、ぜひアフタヌーンを買ってください。
アフタヌーンは高校生の時から大好きで、他にも面白いマンガいっぱいなので、買って損はない雑誌ですよっ!
読みのがしても電子書籍版もありますよっ!
よろしくおねがいします!

主人公はこいつ

一体何の漫画なんだ!?

お楽しみに☆

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