みんなBBSとかコメントだと投稿ないのに、
拍手からだとめっちゃメッセージ入れてくれる・・・
照れ屋さん・・・なのか
毎日ブログを開けると、みんなからのメッセージがあってしあわせです。
ありがとうございます。
その3 ネーム ピークエクスペリエンス
電球ボックスのメモがネームになった所。
ネームは降霊術に近いものがあります(爆
カーテンを閉め切って、留守電にして、鍵をかけて
ヘッドフォンをガンガンにして、電気も消して、スタンドだけ点けて、
いつもネームはそうやって描きます。
その状態でひたすら何かが降りて来るのを待ちます。
担当さんと私は「マンガの神様」と呼んでます。
ネタが充分溜っていても、あらすじが全部決まっていても
それが来ないと、どうしても描けないのです。
浜辺でじーっと津波が来るのを待つ感じにも近いです。
どんなに待っても波が起きない時もあるし、小波で終わるときも多いし、
締め切りに間に合うように来てくれるとも限りません。
しかしひとたびビックウェーブがやって来たら、
私は目の前で起こっていることを必死で書き写すだけの書記係です。
自分でも「次どうなるの!?」と思いながら、
絵を描いていると間に合わないからコマだけ割って行くんだけど、
そこにどんな構図で絵が入るのか、描いてなくても全部見える。
あれが伏線になって、ここに繋がるのか!! と、
最初から全部決まっているとしか思えないような
自分でもびっくりするようなことが次々起こります。
その間周りの音は何も聞こえないし、眠ろうとしてもすぐ目が覚めて、
ドキドキしてご飯もあまり食べられない。
カーテンの隙間から見える外の世界が遠くて、
自分の部屋ごと違う世界に飛んで行ってしまったみたい。
昔からそんなネームの描き方だったわけではなくて、
メトセラを描くうちにだんだんそうなって行きました。
もちろんそんな神懸かり的なことが毎回起こるわけじゃなくて、
今でも大津波は年に一回もあればいい方です。
そこに上り詰めるまで本当に苦労します。
でも最後の3話分を描いている時は更に不思議なことが起こりました。
みんな普段「自分」の中身には自分が100パーセントつまってるでしょ?
でもその時は自分の中が津波で一杯になって、
自分が消えて、ただの入れ物になったみたいでした。
普段くだらないことで悩んだりしてる私はゴミみたいに小さくなって消えて、
かろうじて残った意識は、見えているものをただ描きとめるだけで、
本当にその場に居るみたいに、風も感じるし、声も聞こえて、
太陽がどっちに出てて、肌に光が当たってるのとかも感じる。
目の前で物語がうねり、絡まり、引きちぎれそうになりながら
全速力で走って行くのを夢中で追いかける。
そんな感じが何日も何日も続きました。
この気持ちが一生消えなければいいのにと思う程しあわせでした。
じんじんがんがん、体中に響いて、紙は涙でべそべそになりました、
メトセラを描いていて一番しあわせでした。
拍手からだとめっちゃメッセージ入れてくれる・・・
照れ屋さん・・・なのか
毎日ブログを開けると、みんなからのメッセージがあってしあわせです。
ありがとうございます。
その3 ネーム ピークエクスペリエンス
電球ボックスのメモがネームになった所。
ネームは降霊術に近いものがあります(爆
カーテンを閉め切って、留守電にして、鍵をかけて
ヘッドフォンをガンガンにして、電気も消して、スタンドだけ点けて、
いつもネームはそうやって描きます。
その状態でひたすら何かが降りて来るのを待ちます。
担当さんと私は「マンガの神様」と呼んでます。
ネタが充分溜っていても、あらすじが全部決まっていても
それが来ないと、どうしても描けないのです。
浜辺でじーっと津波が来るのを待つ感じにも近いです。
どんなに待っても波が起きない時もあるし、小波で終わるときも多いし、
締め切りに間に合うように来てくれるとも限りません。
しかしひとたびビックウェーブがやって来たら、
私は目の前で起こっていることを必死で書き写すだけの書記係です。
自分でも「次どうなるの!?」と思いながら、
絵を描いていると間に合わないからコマだけ割って行くんだけど、
そこにどんな構図で絵が入るのか、描いてなくても全部見える。
あれが伏線になって、ここに繋がるのか!! と、
最初から全部決まっているとしか思えないような
自分でもびっくりするようなことが次々起こります。
その間周りの音は何も聞こえないし、眠ろうとしてもすぐ目が覚めて、
ドキドキしてご飯もあまり食べられない。
カーテンの隙間から見える外の世界が遠くて、
自分の部屋ごと違う世界に飛んで行ってしまったみたい。
昔からそんなネームの描き方だったわけではなくて、
メトセラを描くうちにだんだんそうなって行きました。
もちろんそんな神懸かり的なことが毎回起こるわけじゃなくて、
今でも大津波は年に一回もあればいい方です。
そこに上り詰めるまで本当に苦労します。
でも最後の3話分を描いている時は更に不思議なことが起こりました。
みんな普段「自分」の中身には自分が100パーセントつまってるでしょ?
でもその時は自分の中が津波で一杯になって、
自分が消えて、ただの入れ物になったみたいでした。
普段くだらないことで悩んだりしてる私はゴミみたいに小さくなって消えて、
かろうじて残った意識は、見えているものをただ描きとめるだけで、
本当にその場に居るみたいに、風も感じるし、声も聞こえて、
太陽がどっちに出てて、肌に光が当たってるのとかも感じる。
目の前で物語がうねり、絡まり、引きちぎれそうになりながら
全速力で走って行くのを夢中で追いかける。
そんな感じが何日も何日も続きました。
この気持ちが一生消えなければいいのにと思う程しあわせでした。
じんじんがんがん、体中に響いて、紙は涙でべそべそになりました、
メトセラを描いていて一番しあわせでした。
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