ちびちび描きながら連載させてくれるところを探していたのですが、
このようなご時世なので無料公開することにします。
https://www.pixiv.net/artworks/80852241
続きを描くかは未定です。
でもこれ、
以前ブログに書いた「フィジカル的には苦しいままなのに、無料の娯楽ばかり増えてお腹いっぱい」という状態が更に進んでしまっているわけですが…。
世界は元に戻るのかしら
元々家で仕事をして人に会わない生活をしているので、外出自粛になっても生活はあまり変わりません。
誰とも会わず、誰とも話さなくてもそれほど寂しくならないのです。
逆に毎日外に出て、たくさんの人に会って、決して一人になってはいけないと言われたら一週間で根を上げると思います。
社交的でパリピ属性の人は今とても辛いでしょう。
「創造する人は退屈も孤独も知らない」という話をTwitterか何かで見かけました。
そういえば仕事をしていなくても、子供の頃から常に毎日何か作り続けています。
今日も好きな自転車で近所の桜を巡って、200枚くらい写真を撮って、選別して、レタッチして、インスタに載せて、掲載を断られた漫画の続きを勝手に描いて、初めてニラ饅頭を作り、夜は酒を飲みながら飼い猫のLINEスタンプを作りました。
部屋に花が欲しいので、もう少し暖かくなったら、猫に害のないナスタチウムの種を蒔こうと思います。
勿論みんなと同じように不安です。
これからどうするかは未だに考え中です。
へば。
以前同人誌で発表しました絵本「ロンドンデリーと私」をpixivに公開しました。
https://www.pixiv.net/artworks/80524804
ちょっと見づらいかもしれませんが、外出自粛中の暇つぶしにどうぞ。
ちなみにロンドンデリーが神様に願ったのは
「人間の女の子」です。
また絵描きました。
パリの有名なカフェでお茶した記念^ - ^
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=76879324
平成最後のコミックス!「金のひつじ」3巻と、電子書籍版「ラブレター」発売になりました!!
今回は単行本化にあたり、描き下ろし番外編4Pと本編も2P描き足ししましたので、雑誌で読んだよーという方も是非どうぞ。
「ラブレター」だけ読みたい買いたい、という方には電子書籍の方「ラブレター」単品でも買えるように手配していただきました。
各ストア様で配信中です。
「金のひつじ」3巻の巻末にも「ラブレター」は収録されているので、「金のひつじ」を購入された方は、ラブレター」単品買いは無用です。
「金のひつじ」は続きものですが「ラブレター」は短編でお安いので、ぜひ未読の皆様にもお薦めしていただけたら嬉しいです。
ただ今冒頭8ページ公開中です。
https://twitter.com/afternoon_manga/status/1119168059225165824
pixiv
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=74334481
久しぶりに連載物をやり遂げましたが、やっぱり疲れますね。
またしばらく潜伏期間に入りたいと思います。
近頃は娯楽と情報ばかりがあまりにも溢れていて、脳みそが飽食しているような感覚があって、漫画家なのに、あまり漫画を読まなくなってしまいました。
美味しいものはいくらでもあって、一生懸命ご馳走を作って出しても、みんなお腹いっぱいで喜んでもらえない。
だったらタダでいいから食べてくださいみたいな売り方をせざるを得なくて、だけどそれで美味しく食べてもらえているとも、やっぱり思えない。
私が作らなくても、他の人もたくさん素晴らしいご馳走を作ってる。
それを作るのにどれだけの思いが込められているか、一番分かっているのに、私はお腹いっぱいで、他の人の作ったものまでもう食べられないのです。
それなのに資源が豊かになったり、物質的に満ち足りてるわけではなくて、
災害は起きるし、がんの特効薬とか、介護ロボットとか、いつまでたっても出来ないし、
フィジカル的にはみんな苦しいままで、
伸び代があるのが情報と娯楽だけだから、漫画家もアイドルもお笑い芸人もミュージシャンもどんどん増えて、
たくさん励ましてもくれるんだけど、やっぱりそればかりじゃ、
まるで炭水化物だけとか、偏った栄養をずっと取り続けているような気分…。
私はちゃんと人の糧になるものを作って、お金をいただきたいのに。
加えて、ここ数年こんな感想を見るようになりました。
「トイレのレバーを足で踏むなんて、真似する人がいるから描くべきじゃない」
「団地でギターを弾くなんて非常識だから、この主人公は嫌い」
「家出するなんて短絡的な行動はしてはいけない」
「小学生に携帯を持たせるのはおかしい」
「とにかくキャラクターの行動が間違ってる、許せない」
メトセラを描いてた時代にこんな感想が来ることは一度もありませんでした。
一番ワナワナしたのは、私のマンガではないですが、
「星守る犬」に対してのレビューで、「ペットは最後まで責任持って飼うべき」
…もうなんていうか本当に…、お前はマンガを読むな!!
と叫んでしまった。
間違ったことをした人をみんなで叩くという、ここ数年のSNSの風潮がありますが、
そのままの勢いが、マンガの登場人物にまで及んで来ているのでしょうか…。
アフタヌーンなんて1/3くらい人殺しのマンガなのに、どうしましょw
表現の上で間違ったことを描かないようにしても、現実は変わらないし、いじめや虐待にあった人に「あなたはあってはならないことをされたんだよ」と言っても、何も助けになりません。
真っ暗な、悲しい気持ちになるだけです。
理不尽な目に合う人は実際にいて、してはならないことをしてしまう人がいて、
私はそこから立ち上がる人が描きたかったし、生きて行く方法が知りたいから、辛い目に合う人や、間違ったことをする人をずっと描き続けて来ました。
でも「正しい意見」を言ったり「インスタ映えする写真」を載せたりして、イイネをもらうのも、飽食した時代に残された、承認欲求を満たしてくれる「伸び代」なのかもしれません。
自分もそういうものにハマってしまうし、同時にすごく疲れてしまっています。
そろそろ他の栄養が欲しい。
私はずっと自分の感情の供養のために漫画を描いて来て、前のブログでも書いたように、それは私の誠意だったのですが、100%自分のために描いてはいても、それが誰か他の人にとっても価値あるものでなければ、お金をもらう仕事にはなりません。
ラブレターが本紙に載った時、自分の過失でお子さんを亡くしてしまったという方から感想を頂きました。短い感想でしたが、救われたということが書いてありました。
届くべき人に届いたんだと思えました。
このブログは見ていらっしゃらないかもしれませんが、お伝えいただいて本当にありがとうございました。
これから先、どうするか少し考えてみます。
金のひつじを読んでくれて、ここまで私の言葉を聞きに来てくれて、どうもありがとう!
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